2010年5月23日日曜日

【タイ情勢】23日のタイ情勢

こんにちは。バンコクもそろそろ日が暮れます。今日からBTSとMRTが動きだしました。いつも通りとは言えませんが、平常に戻りつつあります。しかし、カーフューは23時から4時までと短縮されましたが、月曜日まで延長されました。

戦勝記念塔のセンターワン、セントラルワールドを見に行ってきましたので写真を何枚かお見せしますね。

















これは戦勝記念塔の向かいにあるセンターワンです。建物は残ってますが、中は焼けてしまってます。いつもなら、若い女の子が服やアクセサリーなんかを買いにくるところだったのですが。。。


















こちらはセンターポイントから戦勝記念塔側にある建物。こちらの方が燃え方がひどいですね。

















プラトゥーナーム方向から見たセントラルワール
ドです。伊勢丹は焼けずに残ってるようです。内部がどうなっているかはわかりませんが。

















こちらはZEN側の損害が一番大きそうな箇所です。まだ焦げくさい臭いと、煙が見えましたし、消防車が水をかけてましたので完全に消火してないのかもしれません。

と、このように赤シャツデモの残したバンコク各所の傷跡を紹介しましたが、一番みなさんに見て欲しいのは次の写真です。
















これはゲイソンのBTS側の道路を清掃するバンコクのボランティアの姿です。たしかに多くの建物を放火し、破壊したタイ人もいますが、このように行動するタイ人もいることをしってもらいたかったので掲載しました。

それでは。

2010年5月19日水曜日

セントラルワールド炎上中







photo by vaitor 



http://twitter.com/vaitor


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【タイ情勢】画像で見る今日のタイ。



今朝のチュラ大病院近くからの黒煙の様子です。

(by Russell Boyce, Reuters)


装甲車がサラデーンのバリケードを突破する様子です。




(by Russell Boyce, Reuters)


破壊後。

2010年5月17日月曜日

17日。きょうの動画。「子供の盾?」

それでは昨日に続きまして、サンスゥーン大佐が説明していた写真から。。

場所はラマ4世通り、ボンガイ地区です。と思ったらユーチューブから削除されてますね。写真で。。


これですね。ちなみに

こちらから拝借しました。

まあ、こんな子供がいたら軍もおいそれとは手を出せないですねえ。

2010年5月16日日曜日

【タイ情勢】動画でみるタイ情勢。

それでは1つめです。ちなみに、場所と時間はキャンプションの通りですので。。。

本日午前中のラマ4世通りにあるボンガイ地区の様子です。


バリケード用のタイヤをデモ参加者が転がして移動させてます。

もう一つは先ほどのCRESの会見でサンスゥーン大佐も説明してたものの動画です。一人が頭から血を流して死亡してると思われるのですが左側にいる2名が匍匐でその場を離れようとしています。途中で銃声がなって止まるとこなど緊迫感をよく表してると思います。ちなみに逃げてるのはデモ参加者なのか誰なのかはわかりません。今日の朝、ラチャプロップ通りです。


会見では死体の右側の2名も死んでないってことでした。

それでは。

2010年5月9日日曜日

口蹄疫の感染拡大は人災ではないのか?

まず自民党のHPからの引用です。


【平成22年 4月30日】
口蹄疫対策について政府に申し入れ 口蹄疫対策本部
 口蹄疫対策本部は30日、宮崎県で感染が確認された口蹄疫対策をまとめ、同日、舟山康江農林水産大臣政務官と松井孝治内閣官房副長官にそれぞれ申し入れを行った。同対策は、同本部長を務める谷垣禎一総裁らによる現地視察を踏まえてまとめられたもので、防疫対策など42項目が盛り込まれている。同本部事務局長の宮腰光寛農林部会長は記者会見で「政府の初動態勢の遅れが原因で現場が混乱している。防疫に努めている現地関係者の体力も限界にきている。また、口蹄疫の封じ込めに全力を注がなくてはならないときに、農水大臣は外遊に出ている。自民党政権時代にはありえない話だ」と述べた。30日までに口蹄疫感染の疑いのある事例は12例確認されており、豚やヤギなど他の動物への感染や、他県への拡大の可能性も強まっている。 
もちろん野党である自民党の意見ですから、どこまで政府の対応が遅いのかは事実は掴めません。しかし、私が国会動画の江藤議員の質問を見たかぎり政府の認識と対応は初動段階から遅かったのではないかという印象をうけました。

また、私は現在日本にいないのでネットから情報を得ていますがテレビ報道はこんだけの大ニュースなのに少ないみたいですね。

風評被害うんぬんより事実をことが無駄に不安をあおらないのではないかと思います。口蹄疫はヒトに感染する病気ではないですし。

民主党は嫌いですが、こういう大きな危機管理事案に関しては与党も野党もなく共同して対応してほしいと思っているのですがどうもその気があるのかわかりません。

これがもし、政府の初動の遅れが原因の一つであったなら何が命を守りたいだと、馬鹿にするなと思います。と少々感情的になっているのは以下のHPをみたからです。

http://www.caseificio.jp/cgi-bin/webpat/document/news/2010/042301/index.html

この牧場は牛を飼育しチーズを作っていたようですが、4月23日に牛に感染がみつかったようです。おそらくもう牛たちも生きてはいないでしょう。短い文面ではありますが彼の無念さが滲みでていると思います。

昨日段階で60,000頭以上の牛が殺処分されてるわけですから、彼のような蓄農関係者が多数いると思われます。牛は商売道具ではあるでしょうが、生き物です。それを殺さなければならない辛さや、商売の先行きに対する不安。想像を絶するものがあります。

もし、この事態が政府の対応の遅さに起因もしくは原因であるならば本当に許せない。そう思います。

みなさんはいかがお考えになりますか?

2010年5月8日土曜日

基地問題と左右のねじれを考えてみる。

いやあ今日もバンコク暑いです。私の住んでる所は雲がでてきたのでスコールでも降って少しでも涼しくしてほしいもんです。

普天間問題で面白い構図ができてますね。暑いので朦朧とする頭で少しこの状況を考えてみたいと思います。

ことの発端は皆さんご存じの通り、わがルーピー総理が昨年の総選挙に際し普天間基地の

「最低でも県外移設」

を訴えて沖縄選挙区では見事民主党は全勝しました。しかし、この発言は選挙に際し沖縄でウケそうな発言をしただけというところで(漠然とそうしたいくらいは思っていたのでしょう)いざ、政権を取ってみるとアメリカもOKしないし、徳之島のように候補に挙げられた地域は反対の大コールです。

ルーピーのルーピーたるゆえんは総選挙時は強力なフォローの風が吹いてたのですから基地に関しては何も言わなくても勝てたのではないでしょうか?そもそも支持基盤のリベラル派(旧社会党系)はほっといても民主に投票したでしょう。無党派層は「反自民」の雰囲気に完全に乗ってましたしね。

普天間の海上移設案は、基地周辺の危険の除去という目的があり、そのために長年かけて形成された合意です。それをルーピーさんの「思いつき」で沖縄の基地反対層を刺激しました。時系列で見てみましょう。

①総選挙時
・沖縄の基地反対派・辺野古移転反対から熱い支持をゲット。

②昨年秋
・トラスト・ミーを裏切ってオバマ大統領から不信感をゲット。

③今年4月
・徳之島案がマスコミに流れ、徳之島の基地反対派から不興をゲット。

④5月
・「やっぱり、完全な県外移設はムリ、一部は徳之島に移したい」と表明したことで沖縄の基地反対派の熱い支持が裏切られた感に変化。徳之島からはまたしても不興をゲット。

てなとこでしょう。これに加えて、そもそもの沖縄の辺野古移転賛成派からも不興をゲットし続けている。

左翼の「アメリカは出ていけ!」と熱く叫ぶ方々からも、一部移転案を出したことで嫌われ、保守の「日米同盟重視」と考える方々からも日米関係を無駄に刺激し悪化させたとして不興を買う。

ある意味見事。こんだけ嫌われるというのもあり得ない。好感を抱いている人がいるとしては徳之島の移転賛成派と辺野古移転派の一部のヒトくらいのもんでしょう。八方美人を狙ってほぼ八方から嫌われる。うーん、やっぱルーピーただモンではありません。しかし左翼は自分たちの代弁者である民主党をそんなに叩いていいんですかねえ。

反鳩山というか嫌鳩山というかでは、こと基地について言えば両方から嫌われるという誠に珍しい状況です。まあ熱い民主党支持者はアホが何しても支持するんでしょうがそのへんがより気持ち悪さを増幅してくれます。

さて「基地問題」ですが、たしかにレイプや交通事故などの基地がなければ起こらなかった事件・事故というは存在します。皆さんももちろんお気づきだと思いますが、基地があるから発生する雇用や補助金などを含めた経済も存在します。

基本的に日本人は軍隊コンプレックスというか基地コンプレックスがありますから、基地がないことが最高と考えているヒトもいますが、ルーピーが勉強して気付いたように安全保障問題は東アジア地域では重要です。

「9条があったから平和だった」と心から信じてるヒトは救いようがないですからほっといていいですが、多かれ少なかれこのような幻想を抱いているヒトは多いでしょう。まあ、根底には大東亜戦争の敗戦なんかもあるのでしょうが。

そんなヒトは「アメリカは出ていけ!」と叫びます。叫ばないにしても、漠然とした嫌悪感を持ってます。

面白いのは、現状のアメリカによる軍事的プレゼンスの庇護を受けることにより、政治的に抑圧されていると考えているヒトもそのように叫ぶ可能性は秘めてます。

つまり、もし米軍が出て行ったらどうするかというオプションが異なる層がいるのですが、オプションの前提となる「米軍出ていけ」には助け合えるということです。

オプションとしては

①日本の軍備を増強して自衛。
②9条とともに死ぬ。軍備なし。
③落ち目のアメリカを捨てて、あらたなご主人中国様に面倒を見てもらう。

なんてとこでしょう。私の考えとしては①なら納得できますが、②③はおかしい。②は言うまでもなく周りが軍備を増強してるのにどう国民を守るのか?やってみればあっという間に証明されるでしょう。③は結構これ考えてヒトいるんじゃないかなあと思います。経済と安全保障をごっちゃにしてるんでしょうね。なんで、一党独裁の非民主国家と安全保障で手を結べるのか?天安門事件で自国民に戦車を投入する連中ですぜ。

正直にいって自衛隊は軍隊ですし、他の国と同じようにすればいいというのが私の考えです。それを軽武装商業重視で、武装をアメリカに依存することで経済発展を容易にしたもんですから自衛隊は今のままで十分と考え、アメリカが出ていっても現状を維持できると思うヒトが多いのではないでしょうか。

アメリカに依存しすぎるのも考えものですが、基地問題に関してはただ出てけと叫ぶだけではなくじゃあどうするのかという対案をもって議論すべきでしょう。基地がどこに行くというだけの話ではなくて。好き嫌いに関わらず、今の東アジアの情勢で基地を減らすなんてナンセンスです。私はむしろ少ないと思いますが。

まあ①が難しい理由としては、アメリカも中国もそれを望んでないってとこでしょうね。なんでアメリカの力が落ちて、パワーバランスが不安定な今こそチャンス到来と思うのでしすが。そうなると中国派が力を出すんですかねえ。依存体質ってこわいですねえ。

当面は現状維持でしょうが、その先も考えておく必要があるのではないでしょうか?

みなさんはどうお考えになりますか?