①和解へのプロセスは参加する
②しかし、議会を解散する日程が不明確
③テロ、王室に対する不敬罪に関して恩赦は求めない
④政府は王室を対立に利用すべきでない
てなところでしょうか。日本の時事通信では
タイ首相提案を受諾=タクシン派
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010050400508
【バンコク時事】タイのタクシン派は4日、国民和解に向けたアピシット首相の提案を受諾した。(2010/05/04-20:45)
とのことです。たしかに、交渉に両者が参加することは歓迎ですが、政府案受諾ってのは少し気が早いのではないでしょうか?
赤シャツはラチャパソンの明け渡しを明言したわけではありませんし、交渉の過程で赤シャツ軍団をまたデモに繰り出したり利用することが可能です。
直近の目標は「赤シャツのラチャパソンからの退去」でありこれが明確になってはじめて政府案を「受諾」したといえるのではないでしょうか?現時点では交渉のテーブルに着くことを発表したというのがせいぜいではないかなあと。
と思い、海外の報道を見てみますとAFPのこのタイトルが一番現状を表現しているのではないかと思います。
Thai Red Shirts accept roadmap but refuse to go home
「赤シャツ和解プロセスの参加は受諾、しかし解散は拒否」
時事の報道は間違ってはいませんが、受ける印象だけで考えると少々フライング気味かなあ。なにはともあれ、もう少しタイでは暑い日々が続きそうです。