2010年5月9日日曜日

口蹄疫の感染拡大は人災ではないのか?

まず自民党のHPからの引用です。


【平成22年 4月30日】
口蹄疫対策について政府に申し入れ 口蹄疫対策本部
 口蹄疫対策本部は30日、宮崎県で感染が確認された口蹄疫対策をまとめ、同日、舟山康江農林水産大臣政務官と松井孝治内閣官房副長官にそれぞれ申し入れを行った。同対策は、同本部長を務める谷垣禎一総裁らによる現地視察を踏まえてまとめられたもので、防疫対策など42項目が盛り込まれている。同本部事務局長の宮腰光寛農林部会長は記者会見で「政府の初動態勢の遅れが原因で現場が混乱している。防疫に努めている現地関係者の体力も限界にきている。また、口蹄疫の封じ込めに全力を注がなくてはならないときに、農水大臣は外遊に出ている。自民党政権時代にはありえない話だ」と述べた。30日までに口蹄疫感染の疑いのある事例は12例確認されており、豚やヤギなど他の動物への感染や、他県への拡大の可能性も強まっている。 
もちろん野党である自民党の意見ですから、どこまで政府の対応が遅いのかは事実は掴めません。しかし、私が国会動画の江藤議員の質問を見たかぎり政府の認識と対応は初動段階から遅かったのではないかという印象をうけました。

また、私は現在日本にいないのでネットから情報を得ていますがテレビ報道はこんだけの大ニュースなのに少ないみたいですね。

風評被害うんぬんより事実をことが無駄に不安をあおらないのではないかと思います。口蹄疫はヒトに感染する病気ではないですし。

民主党は嫌いですが、こういう大きな危機管理事案に関しては与党も野党もなく共同して対応してほしいと思っているのですがどうもその気があるのかわかりません。

これがもし、政府の初動の遅れが原因の一つであったなら何が命を守りたいだと、馬鹿にするなと思います。と少々感情的になっているのは以下のHPをみたからです。

http://www.caseificio.jp/cgi-bin/webpat/document/news/2010/042301/index.html

この牧場は牛を飼育しチーズを作っていたようですが、4月23日に牛に感染がみつかったようです。おそらくもう牛たちも生きてはいないでしょう。短い文面ではありますが彼の無念さが滲みでていると思います。

昨日段階で60,000頭以上の牛が殺処分されてるわけですから、彼のような蓄農関係者が多数いると思われます。牛は商売道具ではあるでしょうが、生き物です。それを殺さなければならない辛さや、商売の先行きに対する不安。想像を絶するものがあります。

もし、この事態が政府の対応の遅さに起因もしくは原因であるならば本当に許せない。そう思います。

みなさんはいかがお考えになりますか?